「僕に勇気をくれたのは、得体の知れないヤマモトでした。」
激務により心も体も疲れ果ててしまった青山隆は、意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモトと名乗る男に助けられる。
幼なじみだという彼に心当たりのない隆だが、ヤマモトに出会ってから仕事は順調にいき明るさも戻ってきた。
ある日隆は、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知り……。
仕事を辞めることが出来ない気持ちはよくわかる。せっかく就職したのだから、とか、家族はどう思うだろう、とか、死ぬ勇気も無い私は事故に会わないかなぁ…とか思いながら生きていた。先月ついに仕事を辞めた。色んなことから解放されて、毎日が輝き出した。すごく共感できる作品だった。