このレビューはネタバレを含みます
列車内でのゾンビ発生という状況での、『利己的と利他的』をテーマに描いたアクション映画。
列車内(途中、駅のシーンもあるが)でのゾンビ発生というアイデアは素晴らしく、ぞんぶんに活用されて面白いゾンビ映画になっている。
テーマ的には、利己的だった主人公が娘の言葉で目覚め、利他的行動をするように成長するというもので、
対して、悪役のオッサンは超利己的。
ただ、そのテーマに対してメッセージ的なものや回答は無く、
利他的な人が利他的行動で死ぬのではなく、あまり行動と関係なく不運でどんどん死んでいく。
野球部の子とか人を助けようとしてとかじゃなく、ただオッサンに突き飛ばされてそれで襲われる。
ラストのいわゆる『感動シーン』がちょっとベタベタすぎて、これが韓国映画の流派みたいなものなのかなと勉強になった。