鹿shika

ダゲール街の人々の鹿shikaのレビュー・感想・評価

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
3.6
パリ14区にあるダゲール通りを関連づける、相変わらずの言葉遊びから来る本作はパリの日常を奇妙に映し出した。

パリの日常の何気ない街、人々、建物、会話をドキュメンタリー形式で映す。
香水屋、パン屋、マジシャン、肉屋、雑貨屋、時計屋、自動車教習所、等
いいよねこうゆう平和で何も起きないだけの映像。
そこにある会話を見るのは楽しいし豊かだなと思う
オシャレなセリフを素晴らしい和訳にしてくれた翻訳家の方に感謝♡

・無為の時間、空っぽの時間、日々の交流というミステリー

・ドアや窓の向こうの住人たち、怖い顔の仮面を付けた静かな大衆は、アコーディオンの音色の中、絵に描いたように魅力的だ。

・演目はいつも同じ。スターは、、パン ミルク 金物 肉 白いシーツ。毎日、日常という劇場の幕が上がる。
規律正しさ、短い髪、アコーディオンの音色。

夕暮れに消えたい衝動を誰もが持っているのかも。普通の大人にとって夢は病だ。仕事の悩みや心配事は語っても、夢の話は嫌がる。深い眠りの沈黙…
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