MasaichiYaguchi

VR ミッション:25のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

VR ミッション:25(2015年製作の映画)
2.8
先日、PlayStation®VRが発売されて話題になっているが、これはPlayStation®4をベースにしてVRヘッドセットをかぶると、プレイヤーの360度全方向を取り囲む3D空間が出現し、それに3Dオーディオが連動して臨場感を生み出し、恰もゲーム空間に入り込んでいるような体験が出来るバーチャルリアリティ(VR)システムになっている。
本作は、このシステムを究極にまで進化させたようなゲーム空間で、8人の腕利きゲーマーたちの戦いを描いていく。
彼らはこの空間を舞台に、近未来型ボディーアーマーを身に付け、実際にある銃火器を武器に架空のテロリストたちを相手にサバイバルガンシューティングゲームをプレイしていく。
このゲームにはRPGに出てくるようなSP回復薬アイテムや武器アイテムの入手があったりして本格的だが、ただその分リスクが大きくなっていて、ミスしたりやられると手痛い代償が待っている。
そして何より普通のゲームと違うところは、エンディングを迎えなければゲームから解放されないということ。
だからプレイヤーたちは、この空間で本当の意味でのサバイバルを繰り広げていく。
個性的な8人のプレイヤーには夫々プロフィールがあるのだが、その紹介があっさりしていて各キャラクターに共感が持てず、人間ドラマが薄っぺらに感じられる。
謎めいたこのゲーム主催者や結末も何となく展開の途中で予想出来てしまうので、クソゲーにならないように、もっと作り込んだ方が良いと思う。