ありふれた映画かもしれないけど好き。
何かを抱えながら何かとたたかう日々。
誰といてもなんとなく孤独で、これといった理由もない感情に押し潰されそうになる。
人が死んだり、心が腐りそうになったり、でも当たり前に明日はくるんだから生きていかないとねって淡々と進んでいく映画。
だけど始終空気は重くない。
それは多分あまりにも身近で、日常的すぎて、悲しくてもしんどくても2人の会話や少しの心の揺れがちゃんと画面に溢れていたからだと思います。
がんばってって歌ってるひとがなんか人にエール送ってばっかで虚しくなるなとか途中まで思ってたんだけど、何があるかわからないって希望があるなぁと最後に思えました。
周りに特に身内もいない環境の中で急に亡くなってしまうと自分の性癖が勝手にバレてしまうのなんて今の世の中きっと溢れてる現状だと思います。
ああ、こわい…ってなりました。
みんなこんな気持ちでいるんなら、なんか私も生きてくわって思いました。