あれだけの話題作をようやく今になって鑑賞。
しんどいかなあと思いずるずる逃してきてしまいましたが観終わるとしんどい気持ちよりもとにかく頭がぐるぐるしてて気持ちにハッキリと名前をつけられません。
非現実的だと思うのかあまりにも現実的だと思ってしまうのか。
私にとっては想像がつきそうで現実味のない日常であった。
幸せなことかもしれない。
ですが、自分が社会人になってから生活をするうえで必要最低限の賃金以上のお金を手にすることの難しさをひしひし感じている今、万引きという手段で生計を立てるひとつの家族がいることも正直理解できる世界でした。
実際、この映画が存在しなかったとして劇中でのニュースがお茶の間にながれれば避難の的とされるなかで必ず援護の声もたつのだとおもう。
少なからずそれが起こりうる現代社会なのだと思う。
ラストを観てしまうと今作自体観たくなかったような気持ちにもなってしまいましたが、それでも観なければいけないという謎の使命感にかられてしまいました。