ぼくは、大学に入って映画研究会に入った。
何か作り出すことに興味があるものの、きっかけを掴めないぼくに刺激を与えてくれそうなこのサークルに期待をしていた。
上映会、映画鑑賞会、新歓コンパ、ビックボックス
入学式と180℃変わったありさ先輩、怖い。
皆に慕われる謎の古谷先輩は、豪邸に女子を集めてハーレム状態なのもまた怖い。
いくつかの軽犯罪を犯したのちに気がついたらぼくは花さんとラブホテルにいた。
女の先輩にボコボコにされたり、可愛い先輩に犯されたりと、あり得ない彼の理想を突きつけられて、私はどうしたらいいか・・・
『聖なるもの』を先に観てしまったので、あれのたたきのようなこちらのモニュメンタリーにこれといった目新しさは感じなかった。
しかし、『聖なるもの』の"存在しないはずの".怪談少女と違って、花役の女の子があくまでもリアルに存在した、むしろ彼女は自分が実在したことを証明するためにカメラに取り憑いたことがこの作品の核の部分なのが大きな違いなのだろう。
ラストにぼくはもう一度7番のカメラを延長するのは、映画人としての情熱などではなく、童貞君ゆえの情熱であっただろうと思ってる、むしろそうであってほしい。
