あきしげ

オー・マイ・ゼット!のあきしげのレビュー・感想・評価

オー・マイ・ゼット!(2016年製作の映画)
4.0
邦画のゾンビ映画ではベスト3に入る面白さ。

良かった点。

・前半のコミカルさ
・後半のグロテスク
・初主演の角田晃広
・妻のともさかりえ

悪かった点。

・思い出したゾンビ映画
・森下能幸の微妙な演技

本作はハッキリ言って期待していなかった。
所詮は低予算の邦画のゾンビ映画だったと。
そんなつもりで軽い気持ちで鑑賞しました。

だが、始まったらテンポが良い。
邦画なのに会話劇が面白かった。
ゾンビ映画の基本90分で終了。
ラストの展開は予想外であった。

本作は角田晃広の演技が良かった。
いつもはコントでボケを担当する。
本作では正論でツッコミをします。
かなり上手くキャラクターと同調。

遅れて登場するともさかりえも良い。
まさに主婦というキャラクターです。
家にゾンビがいてものんびりである。
あの自然体の演技はいい味を出した。

ただ、ラストの急展開は少しやり過ぎかな。
着地点としてはゾンビ映画という感じです。
ただ、本作には必要がなかったと思います。
前半のままの感じで終わらせても良かった。

それでも邦画として非常に面白い。
テンポがいいだけで全然違います。
ムダな描写がないのも大きいです。

本作からはゾンビ映画へのオマージュがある。
何より製作側のゾンビへの愛情が伝わる作品。
あきしげ

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