浅野公喜

デアボリカの浅野公喜のレビュー・感想・評価

デアボリカ(1973年製作の映画)
3.3
「エクソシスト」に影響を受けて作られたと思われるイタリア産(といっても舞台はサンフランシスコ)の70年代オカルトホラー。

デカデカとジャケットにも写された主婦に憑依した悪魔はまさに「エクソシスト」よろしく首や眼が回転したり浮いたり緑の液体を吐いたりするのですが意外とインパクトが弱く中盤の人形が勝手に動いたり眼が光ったり部屋が地震のように揺れて子供達を脅かす所や街を歩く夫にやたらと異様にまとわりつく黒人のストリートミュージシャン等、おそらくメインでないシーンが妙に印象に残る変わった作品です。

編集も雑で終盤も唐突な感じが否めなく亜流作品の枠を出ない感じですが魅力が無いわけではなく、雰囲気を楽しむものと割り切ればまあまあといった所でしょうか。
浅野公喜

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