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BLEACHのnamのレビュー・感想・評価

BLEACH(2018年製作の映画)
3.0
「実写化にはやはり不向きな作品ながらアクションは見応えあり!」

低評価なのでずっとスルーしてましたが、
原作終了してから最終章のアニメ化が10月から始まったりと人気が続くBLEACH!
連載当初から読んで来ているので原作は好きでした。それ故危険な評判から避けてきました。

ただ監督は漫画の実写化には比較的定評のある佐藤信介監督、「アイアムアヒーロー」「キングダム」など成功例も多いのでそこには期待。

実際、見てみるとやはり予想通りではありましたが笑 よかった点、悪かった点整理します。

悪かった点

・原作のオシャレさの再現できず。BLEACHといえば久保先生のオシャレな演出ですが、ポエムやモノローグ、オシャレなカット割などありますが実写だとそこは再現できなかった、、ファンからしたらここは1番デカい気が、、

・ストーリーとしては原作頭の「死神代行篇」をまとめた点はそうなると思いつつ、グランドフィッシャーという因縁の敵、恋次、白哉との対決、滅却師などエピソードを盛り込んだためややまとまりには欠けた。

・虚との対決はやはりCG感が出てしまいました。

・キャスティング 遊子と夏梨がただの子どもに。。織姫(真野恵里菜)はかわいいのですがイメージはちょっと違うかも 一護の演技面ただでさえ少年漫画的で非現実なセリフを決して演技力が高い訳でない方が大声で喋るとやはり浮きます

・コメディ要素の再現性 シリアスとコメディなパートの切り替えも魅力ですが、コミカルな部分はほぼ再現できてなかったかなぁ やっぱり主演の演技力にやや難があったか

良かった点

・対人アクション CGのモンスターとの戦闘に比べ、これは動きやカット割など素晴らしかった!アクション監督は下村勇二さん(最近はキングダムなど手がけた)なので納得のクオリティ

・キャスティング 一護のビジュアルのみは良かった。石田雨竜(吉沢亮)のクールさなどは素晴らしい。MIYAVIの白哉兄さまもよかったのでは!
チャド、浦原さんもよき。

トータルで見ると漫画の実写化には向き不向きありますが、本作は題材自体がやはり非現実的な世界観多めなのでアニメなどに向いていて実写には向かない作品だったのかと。。

その分新しい作画で観れるアニメには期待です。

仮によくするなら映画にも関わらずもっとモノローグばりばりにして、めっちゃオシャレムービーを作る監督がバリバリオシャレ路線に振り切ったテイストならもしかしたらありだったかもしれませんね 敵もCG感出る虚でなく、人型の敵メインのストーリーなら安っぽさは軽減できるかも。
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