陰謀論者X

GODZILLA 怪獣惑星の陰謀論者Xのネタバレレビュー・内容・結末

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

虚淵玄脚本、制作が「シドニアの騎士」「BLAM!」のポリゴンピクチュアズなので期待するほかないって事で公開二日目で鑑賞。冒頭、人類がゴジラに敗北を喫した際に何故かタイミングよく飛来した友好的異星人とともに人類の生存に適した惑星を目指して地球を脱出、恒星間航行出来る巨大宇宙船で20年以上も宇宙空間を漂っていた…ってコレまんま「シドニアの騎士」だよなぁ。寄居子(ガウナ)が怪獣に変わっただけ。しかし、移住先の惑星に20年もかけて宇宙を彷徨って食料も乏しくなって自殺者続出というのに、亜高速航行で一気に地球に帰還出来るのなら何故最初から亜高速航行しないのか謎すぎた。「トップをねらえ!」よろしく亜高速航行の代価としてのウラシマ効果で2億年近くもの時間が経過していた設定は個人的には大好きなんだが、対ゴジラの作戦立案シーンや戦闘中の長台詞回しがまるで「シン・ゴジラ」の会議シーンを彷彿とさせるし、作戦が余りにも性急だし行き当たりばったりではないかと。戦死した作戦指揮官が提案したように月面に基地を作り、物資を供給しながらゴジラを倒すタイミングを測れた筈だ。どうした、虚淵玄⁉︎ 脚本が穴だらけだぞ‼️ そんなこんなで目の前のゴジラを倒したと思ったら、今度は丹沢山系を内部から破壊しながら、更に巨大で全く手のつけられないゴジラが出現だ‼️ あっという間に人類軍が壊滅となり瀕死のハルオがゴジラに呪詛を吐きながら死んでいくという虚淵玄らしいバッドエンドで終わりかと思いきや、エンドロールの後にまさかの続きが。何と怪獣に支配された地球を2億年もの間生き延びてきた人類の末裔と思しき種族に介抱されてるハルオの姿と起動しないまま遺棄されたと思しき機動兵器(メカゴジラ?)の巨体を見ているハルオらしき影が‼️ 何ィーーーッ、まさかの二部作構成とは……。人類は果たして怪獣達から地球を取り戻す事が出来るのか⁉️ってカンジでした。……うーむ、フルCGアニメのクォリティは流石のポリゴンピクチャアズなんですが、話のクォリティが追いついていなかったようですね。
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