本シリーズはセリーンの生き様そのもの。
良かった点。
・ほとんど謎が解明されている
・ダークさとスタイリッシュさ
・シリーズ伝統のキャラの扱い
悪かった点。
・どこか煮え切らない展開
・やはり暗いから観づらい
・まだまだ続くという結末
気づけばシリーズの５作目となる。
３作目はスピンオフと思っている。
実質、セリーンの物語は４作目だ。
前作までは微妙な謎を残していた。
本作ではほとんどを解明している。
これが大きな意味合いを持ちます。
完結に向けた流れが本作で整える。
セリーンはずっと孤独だと主張しています。
娘に興味がないようなセリフが何度も登場。
でも、それは感情とは真逆のモノだと思う。
やはり、本作は完結を視野に入れた物語。
だからこそ残っていた謎を片付けている。
セリーンもまたパワーアップしています。
コルヴィナスの血と神秘的な力まで入手。
次は神様にでもなるのではないと思える。
それでも忘れないシリーズの伝統。
相変わらず権力に固執するキャラ。
相変わらずライカン族の扱いが雑。
ただ、これはいいところでもある。
本作はどうにも完結編の布石に思える。
そのせいでスッキリしない展開である。
あとは作品の特徴として全体的に暗い。
これは仕方ないけど観づらいのは健在。
次回作で完結だろうと思われる。
それ以上続けるのもムリがある。
次回作はそれなりの期待を持つ。
