ジル・ルルーシュつながりで観た。
パリに住む成功した夫婦、「あと足りないのは子供だけ」とロシアからの孤児受け入れる話。
不妊や孤児受入とわりとデリケートな話題を扱ってるがコメディで突っ走る。
子供をアクセサリーとしか見ていないカップルもどうかと思うが、結婚して子供がいて当然という古い価値観による世間のプレッシャーも問題のひとつ。
最初はなかなかなじまなかった夫婦と子供が徐々に心通わせる王道パターンに皮肉や風刺を込めたコメディかもしれないが、ちょっと空回りしてる感じ。
問題というかモヤモヤは晴れぬまま。
無愛想だったアレクセイの中に変化が訪れたのがわかる最後の展開はよかった。
監督(兼脚本主演)は「ヴォイス・オブ・ラブ」がアレだったヴァレリー・メルシエ。