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トンネル 闇に鎖(とざ)された男のhiroのレビュー・感想・評価

2.8
設定2/脚本3/役者3/映像音楽3/個性3

実話じゃないんですね。つまらなくはなかったけど特に目をひく部分もなく、無難でした。

都合のいい政府・マスコミ・世論への批判が中心。日本も似たようなもんだけどこのあたりの理不尽さはさすがですね。

「生きてるかわからない1名のために救出作業を続けるのか。」政治は費用対効果、世論は救出作業に伴う危険を理由に救出中止を求める。因果関係を無視して言いたいことを言うだけの報道。そんな中でラジオ番組は結構イカしてた。
そして一人信念を貫く救助隊員。かっこよかった。

ただ主人公元気すぎでは。人の生き死にに対して、何日も飲まず食わずでピンピンしてたのが"気になった"というのも変なんだけど、そりゃ1ヶ月も生きられますわっていう。
その他全体的に設定がゆるい。

ペ・ドゥナは一目見て『クラウドアトラス』の女優!とすぐ気付きました。普通にしてたら美人なんだけど(今作は普通です)、それだけではおさまらない趣のある役者だなと。他の作品も見てみたい。

2018-2(2)
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