たま

トンネル 闇に鎖(とざ)された男のたまのレビュー・感想・評価

3.3
閉所恐怖症気味ゆえ気になっていながらも劇場では観られないなと思っていた作品。

奥さんのペ・ドゥナが勝手な妖精イメージのためどこか浮世離れして見える。しかしながら事故も、事故の原因も、救助隊の行動も、マスコミの動きも、いつどこで起きてもおかしくないほど現実的。もう少し言ってしまうと、いつ「自分に」起きてもおかしくない話。スマホのバッテリーの持ちとか主人公のメンタルのタフさとか、ありえないなって思うこともちょいちょいあったけど、ハンパなスリラーよりよほど怖い、力のある作品だった。こんなの日本では作れないだろうなあ
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