このレビューはネタバレを含みます
人間は彫刻みたい、風景は絵画みたいな映画だった。
オリヴァーとエリオの服が印象的。
オリヴァーのラルフローレン、
エリオのラコステ。
白のショートパンツに白のコンバースハイカット。
2人が喧嘩したときの、白×ブルーのストライプシャツと同じ色のボーダーポロ。
そのポロシャツを2人で旅行に行くときもエリオが着てる。
女の子とデートするエリオの、デニムジャケット×デニムパンツにピンクのシャツ。
湖に泳ぎに行くときエリオが初めて長袖を着ていて、夏の終わりを予感させる。
出会った日にオリヴァーが着てたシャツをエリオがもらって、別れのとき駅に着ていく。
オリヴァーの婚約報告の電話のときエリオが着てる人の顔模様のシャツ。暖炉の前で泣いているとき、模様の上をハエが動き回る。
言葉が少ない分、印象に残る。
お互いに自分の名前で呼び合うの、憧れた。
オリヴァーの口癖"Later."
逆に"Right now."や"See you at midnight."の約束が際立つ。
"I don't know things that matter.
I think you should know.
I wanted you to know."
これで愛が伝わるんだからすごい。
一番は、お父さんが傷心のエリオにかける言葉たち。
"I envy you."
一連の言葉にうなづきまくり、泣けた。
このお父さんのシーンあってのこの映画だなあ。
字幕メモ
ベッドシーンの脱ぐ時の言葉、長め。
"Am I your girl?"