Shirk

君の名前で僕を呼んでのShirkのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.1
映像美、音楽、ストーリー、どれをとっても素晴らしかった。青春時代、一夏の思い出と忘れられない恋。美しさと儚さが映画全体から伝わってきて、一生涯忘れられない映画になりそう。

もうね、とにかくラストシーンで涙が止まらなかった。こんなにも愛し合っていた2人が、どうして結ばれないのか。切なくて、ただひたすら悲しい。

オリヴァーの様に、自分のセクシュアリティを隠してストレートの女性と結婚して家庭を作る男性は、現代においても結構存在するけど、80年代〜90年代はもっと多かったと思う。当時は同性愛に対して今よりも周りからの風当たりが強かったし、否が応でも周りと同じ道を歩まざるを得なかったのかなと。つらい…。

本編観賞後、考察等を見ていたら、なんと原作小説では続編が出ている事を知り、即Amazonで購入し、あっという間に読了。
映画を観た後に、やるせない…辛すぎる…しんどい…。そう思った方にはぜひ読んで頂きたい。だいぶ気持ちが楽になると思います。

映画版の続編も諸々の事情で制作がストップしてしまっているみたいだけど、気長に待ちたい。
Shirk

Shirk