このレビューはネタバレを含みます
エリオの両親がエリオを理解して受け入れるようすがよかったなぁ。それは決して押し付けがましいようなものではなくて、さらさらと流れる水のように柔らかく美しい。
オリヴァーは、“ゲイだと分かれば矯正施設行き”という親がいて、ゲイへの偏見が増していた80年代アメリカからやってきて、その後結婚しクローゼットゲイとして生きてゆくことが示唆されている。オリヴァーはほんとにエリオのことが好きなんだよね…二人にとってハッピーエンドはありえないから、二人で過ごしたひと夏がいっそう眩しく映るのだ。比して冬のラストシーンの色のなさと言ったら。
音楽がとても良くてサントラを買ってしまった。