このレビューはネタバレを含みます
妹とティモシーシャラメの話になって、あの一世を風靡した作品観てないの?と言われたことがきっかけでこの作品を観た。
この作品は、内容が好きというより映像としてとても好み。
とにかく全てが美しく愛しい。映る建物や緑、空、川や人の表情、風景の構図や空白の使い方がとっても好み。官能的なシーンも何回かあるけれど、はしゃぐシーンがいつも俯瞰して思い出のように撮られているので、全体を通してどこかしっとりと静かな気持ちにもなれる(気がする)。
セリフが文学的だったのも好き。
映像としては、美しく綺麗で生々しいのが好きだな。
あとティモシー・シャラメの最後の泣き顔がとても美しかった。生きているうちに観れて良かったと思った。なんとも言えないしっとりとした空気感が最高だったな、、、。虚無感。
終盤まで緑の生い茂る爽やかな夏なのに
ラストシーンだけ彩度の落とされた雪の降る日で、キシキシとなる暖炉の前で最後ティモシーが涙を流すシーンがとても最高。
電話一本で、何一つ忘れないって言葉で、一気に過去になってしまった。忘れないって忘れてしまうことが前提にあっての言葉だからね。
最後、暖炉で泣いてしまっているエリオに対し、エリオ?と声をかけられるところが、この恋が終わってしまった感じがした。美しく切なく、泣いちゃった。
私タートルネックの似合う男が好き。
あとはラコステとかラルフローレンのシャツの着こなしが可愛かったな、ティモシーが着てた青のラコステのポロシャツ欲しいです。