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君の名前で僕を呼んでのsumiccoのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.8
うおおおお
ティモシー・シャラメ
本領発揮!(笑)

ティモシー・シャラメは
別名 "プリンス・オブ・ハリウッド"

男性の色気と女性の色香を併せ持ち
瑞々しさと妖しさのハーフ&ハーフで
いつまでも未完成の完成品

という印象がずっとあって。

でもこんなに
見ちゃいけないと承知のうえで
吸い込まれていく背徳感っぽいのを得たのは
この作品がダントツだなあ…

大人しめな印象の国語の先生が
「私のお気に入りなんです」と朗読し始めた詩が
思いがけず官能的だったときのような居心地(笑)

これは確かに
ただのBL作品として記憶するのは
もったいないですね。


17歳と24歳の青年の恋を
輪郭を縁取らずに描いています。

近すぎてぼやける境目は
何歩下がれば曖昧でなくなるのか。

ただの憧れか
思春期の揺れか
通じ合った気まぐれか

僕は
それがなにであってほしいのか。

同性でも異性でも恋は恋だけれど
それでもやはり
同性という自覚に
かかる拍車は強かった80年代のお話。
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