ひつま

君の名前で僕を呼んでのひつまのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
5.0
あまりに素敵であまりに儚ない、くるしい

胸張り裂ける覚悟で見てくれ
衝撃よりもじわじわと締め付けられるこの苦しさ

北イタリアの夏
一生忘れない恋の喜びと痛み

エリオの割り切れない、複雑な気持ちってのが上手く描かれていて細かい心境が本当よくわかる。ティモシーくんの迫真の演技には度肝抜かれた。圧巻!エリオの抱きついたり噛んだり舐めたり一つ一つの動作が可愛すぎる愛くるしい、ありゃ誰だって好きになる見てるこっちがドキドキした。

水面、木漏れ日に廊下、本と自転車。映るもの全てが心地よく思い出がフラッシュバック。初々しくも官能的な描写が忘れられないです。ジブリ感..◎

物語とどこか外れたサイケデリックファーズが良い味出してました。

これは太陽と月に背いてを見た時と同じ感覚、いやそれを超えるくらい良かった第二のディカプリオと言っても良いほど。

家族みんなが理解して支え合うってのは凄く良い事だし、時代が変わるごとにLGBTの理解も深まって今ではそれが普通であると考えるようになった。日本ではまだ社会的に受け入れがたいのかもしれないが、この映画をみて新たに生まれる価値観ってのがあると思う。だからたくさんの人に見て欲しい!

本当に良かった。

とりあえずね、一番の衝撃は
自転車のサドルの高さですね?
ひつま

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