なるほど、周りから聞こえて来る通り新しいジャンルとも言える作品。
何より同性愛の作品はこれまでにも色々あったけれど一番、透明感があって且つ瑞々しい描写。
そのイメージを後押しするのが、感情豊かな音楽。
そして同性愛が許されない時代に生きながらも、理解を示してくれた家族の存在を描いていること。
『君の名前で僕を呼んで』
この言葉の意味するところはお互いに通じ惹かれ合ったが故の結合、つまり二人で一つということなのかな。
豊かな自然に流れるゆったりとした時間の中で、芸術や学問に触れながら、身体で愛し合う。
なんとも人間らしい生き方を見せてくれた気がする。