このレビューはネタバレを含みます
忘れられない煌めいた恋っていうのは
いつも短いからこそ
美しくて激しいんだろうか
北イタリアのおおらかな自然と人々の中では
息をするように恋をして
性を堪能して
なにもかもが自然で美しい
無造作にものをかき集める仕草や
食べる姿
服を着る姿
脱ぐ姿
男女が混じり合う姿も
全てが自然で
少年が男性に恋をしたのも当然の成り行きのように感じられる
お互いが好きと確信が持てるまでの危うさや
そこから先へ進む時の躊躇い
オリヴァーが妥当と理性の元へ帰っていく流れも
なんていうか
うまくいくだけが本当の恋じゃないんだなって
感じた