なちゅん

君の名前で僕を呼んでのなちゅんのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.7
音楽もストーリーも画も全て美しい。

哀しいくらいに純粋で、眩しいほどに情熱で、だからこそひどく切ない。
帰宅したエリオに語りかけられる父親の言葉がひとつひとつ重厚で、噛み締めながら聞いてしまう。
悲しみから立ち直るために心や感情を擦り減らすのはもったいないよね。辛いこともあるけれど、感情を動かして生きていきたい。

エリオとオリヴァーの間のそれだけではなく、言葉では言い表せない美しい想いが登場人物それぞれの間で沢山交わされる、美しい映画だった。
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