特撮ヒーローは子どもの観る作品という時代は終わった。
アメコミヒーローがそうであるように日本のヒーローも幼いころに特撮を観て懐かしんだり、現役で楽しんでいる大人たちに
向けて作られるようになった。
スペース・スクワッドはそういった大人たちへの贈り物。
対象年齢の違いで内容もより大人向けになった。おもちゃを売るという営業目的がないから必要以上の変身アイテムのアピール
がない。アクションも変身前の俳優にアクロバティックで見応えのある殺陣を求める坂本監督が撮ることで迫力のある映像が楽
しめる。
2012年に30年ぶりの復活を遂げた宇宙刑事ギャバン。その後正式なタイトルで映像化がなくおざなりになっていたが、5年の時
を経て本作品で再起動！2015年に10周年を迎えた特捜戦隊デカレンジャー。この年にオリジナルキャストで再び新作を発表し、
更に2年後に再集結！
本作は特に２代目ギャバンへの襲名がテーマのひとつに置かれ、5年ぶりの続編にふさわしい作品となった。
ただ、この作品はMCUと同じで一見様お断り要素が強い・・・。
この作品の素晴らしいところは、当時の俳優が出演し続けているということ。制作サイドの特撮愛がひしひしと伝わる。
本編のラストには「メタルヒーロー」を観ていた大人たちへの重大発表もあり、最後まで楽しませてくれた。
