2018.8.11
自宅TVにて鑑賞
クエンティン・タランティーノの処女作。
オープニングシークエンスのファミレスでの会話のスリルは見事。
『パルプフィクション』へと続く、意味のない会話が意味を持つあの独特の迫力が良く出ている。切り返しが多くて少し気持ち悪くなったので、長回しで回るように撮った方が良かったかもしれない。
また低予算映画という事もあり、一つの倉庫をロケーションの中心として話が展開するようにしたプロット組みも素晴らしい。
だがカルト的人気を博するほどの作品には思えず、恐らく劇中音楽が60'sを中心として構成されていたという理由もあるのだろう。
今作はもともとあったフィルムをハーヴェイカイデルが気に入り個人として投資することで完成した作品のようだ。
日本でもこのような俳優が現れるともっと良い映画が増えると思うのだが…