とか26

トゥルー・グリットのとか26のネタバレレビュー・内容・結末

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます



❸2023/02/16

少女が用心棒雇って父親の仇を討ちに行くとか、
少女がひとりのときに仇と遭遇しちゃうとか、
幾度となく【無限の住人】が頭をよぎる作品。

この作品で出会って以来、
ジェフ・ブリッジスが現代人 演じてると
「なんで馬に乗ってないんだろう…」って
不思議がるトンチキな習慣が付いたし、
逆にヘイリー・スタインフェルドは
どこで見かけても8割がた
同じ性格のキャラクターばっかりに
キャスティングされてるので、
【ハリーポッター】の子役たちと同じような
親の目線でその成長を見届けています。
なので、
ヘイリーが自分より歳上なのは意味不明。

片腕の壊死や、愛馬の死みたいな
復讐の旅の悲惨さを表現するための
いろんな結末が用意されてたことで、
1対4の決闘の盛り上がりが
えらい勢いで鎮火される緩急の付け方は
コーエン兄弟の作品っぽくて好きだった。

キャストが少数の精鋭部隊なので、
ストーリーがゴチャゴチャしてないし
間を埋め尽くす会話劇にも集中できて
文句なしの見やすさ。
2時間以内に終わらせてるのも
抜群の頭なでなでポイント。

【ノーカントリー】でのアントンシガーによる
質問攻めという名の拷問シーンを思い出す、
弁護士の守護霊に守られ続けてる
ヘイリーの一点突破型の会話シーン
一周回って様子がおかしすぎて面白かったです。
ヘイリーのデッキの中には
弁護士という名の切り札しか入ってない。

展開が大味なぶん
物語自体には必要のない、
世界観の設定を喋りまくる会話劇が
聞いててずっと楽しかったです。

ありがとうございました。
とか26

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