大阪万博も始まったので、大阪っぽいロマンポルノが観たくなった。本作はとても大阪。私はチャンバラトリオをよく知らない。鹿沼えりの夫が借金で蒸発、後に残された鹿沼えりと義父の南方英二のところにヤクザな取り立て屋がやってきて、体で返せ的な展開。義父はずっと鹿沼えりのことが好きで、鹿沼えりも義父に惹かれていて、情を通わせて2人で白黒ショードサ回りするロードムービーへ発展。終始コメディタッチなんだけれども、鹿沼えりと義父が純愛すぎて観ていてとても切なくなってしまう。全編ペーソスあふれる感じで泣きたくなるのに、通天閣でなんか笑ってしまって感動全振りにはいかない。でもなかなか佳き映画でした。鹿沼えりは本当にキュートで屈託なくて大好きだ。なんだか映像がことごとくきれいで心にしみた。