たぶ

暗黒女子のたぶのレビュー・感想・評価

暗黒女子(2017年製作の映画)
3.0
3年前に原作小説を読んで、そこそこ楽しめたので、映画版をいつか見ようと思いつつようやく実現。
結果、小説先に読んでおいて良かった。
映画版の女優たちのキャスティングや演技がちょいちょい気になって、楽しみきれなかった。
お話としては、小説よりもはしょられて分かりやすくなっていた点では良かったかもしれない。

飯豊まりえのあざ笑う演技、高笑いの演技、なんか嘘臭いというか、要は下手なんだよなぁ。しかし日本の女優でこの声をあげての高笑いがうまい女優は見たことない気がするので、飯豊まりえにそれを期待しても仕方ないのかもしれない。日本人が現実の生活で人を嘲笑したりする機会がないだろうし。
まぁ設定というか、その他の演出もコテコテ感があったりするので、リアリティを必要としない作品と解釈すればいいのかもしれない。

闇鍋という設定は思いきって失くしてもいいかもしれない。

文学サロンの内装はゴージャスで重厚な洋館風で良いのだが、制服が上半身が白でスカートが赤いのは、ちょっと軽くて安っぽい感じがして嫌だった。濃い色のブレザーとかにして、重厚感やお嬢様感を出してほしかった。

個人的に、清水富美加の役は、清野菜名のほうがハマるのではないかと思う。
千葉雄大が若すぎて先生に見えないし、色気がないし、飯豊まりえが溺れるのはお父さんぐらいの年齢のほうがいい。
たぶ

たぶ