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オアシス:スーパーソニックのtomocoのレビュー・感想・評価

3.5
英のブリットポップシーンでは、断然Blur派だったので、詳しくはファンの方のレビューを🙌🏻

イギリスのロックバンド、OASISの栄光と影を追ったドキュメンタリー。
ヴォーカルはリアム・ギャラガー(弟)で、ギターはノエル・ギャラガー(兄)。田舎、マンチェスターの荒くれ者である。
この作品は生い立ちも追っており、自身や家族の証言も含まれる。
こういうロックスターは、恵まれてない環境で育ってる場合が多いなぁ。
そういうフラストレーションがロックに反映されるのかな。
ギターとハッパ好きでインスパイラル・カーペッツのローディーだったノエルが曲のcreationをするのは容易だったのかもな。
急に音楽に目覚めたリアムは、ノエルの前にすでバンドを結成しており、ノエルが後から加入した形である。
兄弟は時に磁石のように引き合いまたすれ違う。
なんとも対局的に映った。
この映画を観れば、一目瞭然で、リアムはしいて言えばジョン・レノン(ビジュアルを大事にする変わり者のスーパースター)、ノエルはポール・マッカートニー(どちらかと言うと音楽をメインに考える縁の下の力持ち)なのである。
そんな二人が意見を合致させ、意見を重ねる時期は少ない。
それがOASISがうまくいかなかった原因なんじゃなかろうか…と。
それでも輝かしい時代のステージシーンは凛としててかっこよかった。
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