Yuto

オアシス:スーパーソニックのYutoのレビュー・感想・評価

4.5
最高だ。泣けた、お涙頂戴のシーンなんて一つもない、なんならただのドキュメンタリー、でも最高に泣けた。

攻撃性溢れるのにエモーショナルな旋律を奏でる彼らはまさにロックスター、芸術家。「知るか」「ロックだから」で片付けるその精神、感服する。

痺れた。カッコ良すぎる。

優れた芸術家に必要なものは、圧倒的才能よりも、突き抜けるほどの無垢さと馬鹿であることだと思うことがある。彼らはまさに、世界は自分たちでできていると体現した。ずるい、ロックだよ。

論理なんていらないのさ、優れた芸術は、音楽は、感覚でぶっ飛べる。労働階級を意識したロックってのもどこか庶民くささ、泥臭さがあって反骨精神バリバリで好きなんだよなあ。
何があろうと最後に残るのは曲なんだ。

いい映画に出会えたと感じる時、いつもいい言葉をたくさん見つけている気がする。言葉を紡いでいる映画が好きだ。
Yuto

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