にっきい

劇場版 新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMIのにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
原作も初期の頃は読んでいたし、もちろん竹内力版もほぼ全部見ている。公式には何故竹内力版が終了したのか発表されておらず、出演者達が続編を作る計画をしていたりしたのだが、ある日突然キャストを一新して『新』として始まったこのシリーズ。TVドラマの1作目は見たのだが、その後は見る機会もなく、今回劇場版が公開されたので観に行った。
初期の竹内力版は原作をベースにしていたが、どんどん原作から離れて行ったが、この『新ミナミの帝王』は原作とも竹内力のとも全くの別物。
原作のひたすらキリトリ(借金の回収)に命をかけている萬田銀次郎とも、竹内力演じるミナミの街で悪どい事をする奴らや、自分の客を騙すような金融屋と法律を逆手にとって対決する萬田銀次郎とも違い、厳しい事を言ってるわりに、最後には人助けをする、案外人情派な萬田銀次郎なのだ。
今回もミナミの街を守るために動いているが、悪人を退治するだけで、直接萬田銀次郎が儲かるような事はしていないし。
原作や竹内力版のファンからは不評かもしれないが、別物とわりきって観れば、ツンデレ人情派の萬田銀次郎もなかなかいいかもしれない。
ただ世間では人気がないのか、公開4日目でIMAXに匹敵するULTIRAスクリーンで369席とこの施設で最大のシアターだったが、今回も自分1人だけの貸切状態での鑑賞だった(笑)
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