きよこ

羊の木のきよこのレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.8
【人を純粋に信じるということ】

何となく、先日観た『スリー・ビルボード』を彷彿とさせる重厚な雰囲気。

物語は予想を裏切ってくれて、着地点が気になって仕方なかった(笑)ラストは賛否の嵐、嵐、so sweet !(関ジャニ∞やった…)うーん(^^ゞ


たぶん、知らず知らずの間に罪を犯した人が側で暮らしている。私たちは知る余地もない。もちろん罪を償ったから与えられた居場所だろうから。でも、知ってしまったら周りはどう対応するのか?差別や偏見、恐怖に戦いてしまうのだろう。では、どうすればいいのか?

観客は元受刑者の彼らをずっと見守る役目。真の善悪が試される。平凡な生活を守り続けることの難しさを印象的な言葉で語り続けてくれるから、この映画は意外と好みだった。

誰にでも起こりうる、起こっている事実。他人事で傍観していることも大罪。。。


心優しい台詞が続いてキャストが光輝いていたなあ。実日子さん玉恵さん大好き。優香、一皮剥けて良いわ(#^.^#)安っぽい赤い口紅が印象的。

人が肌で感じること…納得。



冒頭の核心に触れない台詞ですがこれは妙に納得した田舎者(笑)日々、足掻いております⬇。


『田舎は毎年2歳ずつ歳をとる』
きよこ

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