mikoyan358

羊の木のmikoyan358のレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.0
移住を受け入れた6人の相手が全員殺人の前科があるいわくつきの人間だった...そういった過去を持つ人たちをどう受け入れていくかという前半、そしてその前半からそこはかとなく漂っていた「何か起こりそうな感触」が現実のものとなっていく後半まで、終始言い知れない気色悪さにも似た緊張感に引きずられていき、そして自分がかけている眼鏡の色が何色かを問われるようでもある。平凡な人間(笑)として唯一感情移入できるのは錦戸くんの役柄だが、それにしてもよくここまで曲者を集めたなというほどに誰もが何かやらかしそうな雰囲気を充満させていき、その演技を見ているだけでも十分楽しめた。
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