このレビューはネタバレを含みます
無口で俯きがちな黒人のシャロンが子どもからティーンエイジャーを経て大人になる話。父はおらず、母は薬中。影響を受けたのはもっぱら売人のフアン、そして人生で唯一自分を許したのは同級生のケヴィン。どうにもならない環境で鬱屈した感情を抱えたまま成長していくシャロンの孤独な生き様が月夜に映える。
特に物語的な盛り上がりもなく、主人公の成長も結局は時間によって完遂される。ストーリーも既視感のあるもので、演出にも新しさは感じない。
だが、シャロンの塞ぎ込んだ演技はうまいなぁと思った。あと全体的にきれいな感じはする。
視聴後、謎に頭から離れなかったっていう魅力はある。