セガール幹事長代理

ムーンライトのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
1.5
人格を疑われたくないので程々にしておくが、幼少期に手コキしてくれた人をずっと忘れられないゲイの話、以上の感想がマジで思い浮かばず、性差別とか貧困とか、そういう悲劇を組み立てるエッセンスを適当に入れ替えたら、インターナショナルな恋空が脳内で出来上がった。

現代社会において「多様性」というキーワードを壊れたラジオのように訴える癖に、作中ではゲイ=濃いゴリマッチョというステレオタイプな描き方されてるのもいい加減うんざりする。
温水みたいなおっさんが演じても画にならないのもわかるんだけど、これは別に同性同士のラブストーリーに限ったことではないが、美しい者同士がキャッキャウフフする映画をカップルで観た後にお互いのツラ見て嫌にならないのかな、って言う感情がより強く芽生えてしまった。

そんな皮肉と相反するように、主人公の隆起した大胸筋にテンションが上がりつつ、今日もジムに行くモチベーションを維持できたのは間違いなくこの作品のおかげなので、感謝の花束を捧げようと思いました。かしこ。


というか書き残したいのはそんなことではなく、フォローさせて頂いている方の中に
「監督は共通した瞳の輝き方した俳優を探したって豪語するぐらい自然に成長した感ある3人でそこはよかったんだけど、食事シーンの食べる姿勢やフォークの扱い方に統一感なくて惜しかった。」
というFBI捜査官みたいな考察してる人がいたことで、嫉妬で吐きそうになりました。

こういうこと思い付ける人になりたい。