カメラワークくどくてちょっとクラっときたけど、作品自体は嫌いじゃなかった 静かで優しい愛の映画
1日が終わり 夜になると人は誰しも孤独なはずで、月の光はその孤独にそっと寄り添うように、誰に対しても等しく、柔らかく照らしてくれる。自分の本当の心と姿を照らし出す月光。
色とかモチーフとか読みがいがある作品なんだろうし、いくつかは自分なりに思うところはあったけれど上手く噛み砕けず。でもそういう作品的解釈などは置いておき、自分の中にある孤独にも寄り添ってくれるような作品だったし、こちらも月の光に照らされながら彼らの孤独を静かに見つめるべき映画なんだろうなとも思いました。愛なんだからさ LGBTとか黒人白人とかそんなことじゃないんだ、と感じましたね。
あと個人的に、3章の最初「えっ これ誰？フアン？」って思って混乱したけどケヴィンに会った途端にシャロンであることが一目瞭然になったので、すげぇ…シャロンの癖とか雰囲気を3人とも掴んでしっかり同一人物として見えるように演技してる…って驚きました。
ドラッグディーラーのボス・フアンとその彼女のテレサがMVP。フアンたちみたいになりたいなあ。
