とにかくやるせない
正直ララランドよりも良かったかもしれない
少なくとも地味ではあるかもしれないが、１シーン１シーンのクオリティの高さに完全にハマってしまい、つまらないと思った全く瞬間がなかった。
特に夜景シーンが全体的に完成度が高すぎて目を離せない
色温度の高いナトリウム灯の明かりを浴びながら歩いたり、運転したりするシーンが見ているだけでも心地よい
ストーリーにおいては、序盤で人生を選び取ることの重要さを提示しながらも、それをすることのできなかった主人公のやるせなさが伝わってきて感情移入をせずにはいられなかった
またその選択ができなかった理由も残酷すぎてもうだめ・・・
人生を選択するためには、うつ向いてはいけない
そんなメッセージを受け取った一本だった
ララランドでは色彩使い方がよく話題に上がったが、こちらも白と黒（皮膚の色）の対比がこれでもかと言うほどに前面に押されている
あと劇伴も良かった
ああいうアンビエント系な劇伴って大好き
やっぱり自分はこういう鬱々した雰囲気の作品が好きなんだなぁと再確認
