welcome to the jungle！
植物学、動物学の研究の為にジャングルと化した無人島に出かけたエロ真っ盛りのハゲ教授とスカポンタンな学生達が島を牛耳る謎のナチ科学者の研究により生まれたゾンビ達にひーこら言わされるいつものやつ。
画質は黄ばんで粗く、役者の演技は鼻くそ並み、ましてやストーリーは死ぬほど聞いたであろうポンコツ風味満載のインディーズ馬鹿映画であるものの、黄金期にホラー界を牽引した70,80年代のイタリアンゾンビ映画を見事に踏襲し、オマージュを捧げまくった超絶お馬鹿ゾンビコメディとなっている。
顔面も内臓もぐっちょぐっちょ、目ん玉びよーんにミミズうじうじと汚らしいゴアはフルチなんかを彷彿とさせ、演出に撮影、音楽にメイク、衣装に到るまであの頃のイタリアンホラーの懐かしさを感じさせるまさに愛の詰まったお馬鹿ゾンビもの！
ノイズや画面割れなんかも忠実に再現しているあたり監督の並々ならぬ情熱が感じられる！
以前見た80年代の切り株オマージュのLAKE NOWHEREといい映画ファンの心を揺さぶる演出が憎いですわ。
ナチ科学者によって制御されたお茶目で愛くるしいゾンビ達と逃げ惑うポンコツ学生とハゲ教授、まさかのエロ教授がなかなかに大活躍を見せる中盤とナチスの最終兵器三つ首ゾンビが暴れだすポンコツ風味満載の後半はすこぶる楽しい！
何故か海外の評判は散々な事になってますがジャケに似合わずなかなかに良作なので是非とも日本上陸してほしいぞ！
