かえるのエリー

女神の見えざる手のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
4.0
昨日観た「タミーフェイの瞳」で一気に私の中で存在感を示したジェシカ・チャステイン。そういえば本作もリストに登録してあったっけ、とAmazonプライムでポチリ。これまた先日私の脳内にインプットされたマーク・ストロングもいたわ(今回はスタンリー・トゥッチと間違えないゾ!)

ロビー活動というワードは東京オリンピックの誘致の際に初めて耳にした。正直言ってどんなものか理解が薄かったが、本作を観たらしっかり理解できた。


以下ネタバレ感想


法律に詳しく、冷静で、交渉力に演技力も必要、何より度胸がないとできない。そんな神様みたいな人いるの? はい、いました、主人公であり原題でもある「Miss Sloane」だ。それを踏まえるとなかなか良い邦題と思う。

敵は敵、味方も敵にしてしまう状況で、ゴールに向けて冷徹に仕事を進めてきた、限りなく黒に近いグレーな彼女が、全て先の先の先まで見ていた事が解るカタルシス! 仲間を欺いていたのも罪を一人で被るためなんて、かっこよすぎだわっ!

そんな彼女を一番理解していたのは、実は身体を重ねた彼だったのかもね。あまり期待せずに観た(失礼)のだが、見応えがあり楽しめた。