このレビューはネタバレを含みます
ロビイスト。こんな職業があるなんて、今まで知らなかった。
主人公のエリザベス・スローンは敏腕でかつ任務遂行のためには自己だけでなく周囲の人間も利用する人物。
銃規制法案への賛成票を勝ち取るべく、接触したフェミニズム団体の女性CEOからの「あなたは男ね」の一言があったけど、エスコートサービスを利用するところなんて、妙に納得。
仕事面ではあれだけ緻密な作戦のもと、同僚にでさえも本心を見せず神経をすり減らす日々を過ごすスローンも、やっぱり人間の欲求というものがあるんだ、と驚きもあり…
とにかくセリフが早くて、展開も早くてじっくりゆっくり鑑賞するというよりも話の流れに頑張って乗っていく感じ。字幕では全てのストーリーの意味を理解することは難しいけど、逆に翻訳者の方を讃えたいぐらい。
最後に「ん？んん？えっ、まさか…」というドンデン返しの展開が待っているけど、鑑賞後はとても清々しい気持ちになった。
