安琦

女神の見えざる手の安琦のレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.7
朝いちの映画館でぼーっとしていたら、冒頭全くものすごい情報量でやりとりされる会話について行けなくなって慌てて背筋を伸ばした。
うー、すごかった。
政治を陰で動かすロビイストの仕掛けた戦略は?
ジェシカ・チャスティンの「ものすごく信念感じるし強そうだけど、華奢で折れそうな体」というアンバランスをうまく使った感じの演出だったし、彼女、劇中でずっと10センチ以上あるかと思われるピンヒールはいてるんですよね。
2時間じりじりしていて、ああ、このピンヒールがスローンを象徴しているんだろう、と勝手に想像していました。いつ折れるかわからない、でもはかずにはいられない。このピンヒールに足を通した後の世界、いつもより少し高見からの景色を知ったら元には戻れない、みたいなそういうね。
でもそうじゃなかったね。騙されました。まんまと!
安琦

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