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女神の見えざる手のMOEのレビュー・感想・評価

女神の見えざる手(2016年製作の映画)
3.8
国の政策立案を通過させるための「戦略」のプロ、「ロビイスト」の切れ者の女性が主人公。ここまでえげつない調略・某略の物語は、いい意味であんまり見当たらない気が個人的にしました。


アメリカにおける銃規制法案を通過させるために、ライバル社に移籍して元同僚と対立しながら策を弄するロビイストをジェシカ・チャスティンが演じます。勝つことが至上、勝利のためには他者を利用することも厭わない彼女の辿り着く果ては法廷でした。しかしそれすらロビイストにとっては「ステージ」の一つに過ぎなかった。


ラスト10分の展開が胸熱です。某略・調略ものが大好きな自分にとっては胸のすくストーリーでした。ジェシカのクールすぎるお仕事ファッションも見所のひとつ。個人的には最後に彼女が選択した身の振り方も非常に納得でした。彼女にとっては生存戦略でもあっただろうなと思います。
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