また、三時間映画に挑戦した。ユダヤ教を紐解いてるが、モスリム教やキリスト教は関連づけやすい。これらは兄弟であるから。 この映画はMuhammad: The Messenger of God というイランの監督、マジード・マジディの作品で、彼の作品は個人的には映画の最初でアラーを賛美して作っているので好きである。なぜ、これを見たかというと、日本に住んでいるロヒンギャの生徒を教えているので、モスリム教を紐解く必要があったからだ。犠牲祭、ラマダン、ハラールなど知識としては知っていても、この宗教の成り立ち、特に、「預言者の封印」であるモハメットの生涯については知らない。それにましてこの映画は、彼が誕生する前から、7世紀のメッカから始まっている。ハバシャの王がメッカのカーバ神殿を攻撃しようとする。モハメットの祖父Abdul Muttalibアブトゥル・ムッタリブ(Alireza Shoja Nouri )はメッカのクライシュ族の一氏族( Banu Hashim)でリーダーである。(この時点でまだ、モハメットは生まれていない。)ハバシャの王に抵抗するが、決断を神に祈って助けを求める。祈りが聞かれ、その時、鳥の大群が彼の頭上を舞い始める。逐次、攻撃を始めたハバシャの王はメッカに入ることができなくなる。象はメッカに入るのを嫌い、暴れ回り、王は落ちて、象に踏み潰される。祈りが聞かれ、神がクライシュ族のリーダーであるアブトゥル・ムッタリブを守ってくれているのがわかる。