このレビューはネタバレを含みます
全登場人物の背景、心情がそれぞれ丁寧に描写されていて、もどかしかった。(良い意味です笑!)
思っていることがそのまま言葉になれば…!
そのまんま相手に伝われば…!
と願い続ける前半だっただけに、ラストに向かい、産まれてきてから17歳までに固めてきてしまった“こういう自分”の呪縛から解き放たれて、それを受け止めてくれる人の存在が近くにあることに気づけた瞬間には涙してしまった。
それは感動だったり、安心だったり、羨望だったり、いろんな感情が入り混じってたような気がする。
全キャラクターが魅力的な上に、悲壮感にくれるだけの主人公ではなく、ずっとどこかでクスリとさせてくれて、全く中だるみを感じなかった!
個人的には先生のチャーミングな上目遣いにグッときた←
先生の子供のシーンも、主人公の女の子も赤ちゃんの頃はみんなこうやって愛情いっぱいに育てられてたんだろうな…って想像したら泣けて来てしまった…
だめだ…最近涙腺が…