けまろう

エゴン・シーレ 死と乙女のけまろうのネタバレレビュー・内容・結末

エゴン・シーレ 死と乙女(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

『エゴン・シーレ 死と乙女』鑑賞。当時のウィーン美術を代表し、グスタフ・クリムトとも並び称されるエゴン・シーレの28年という激動の人生を描いた作品。
妹のゲルティ、ヌードモデルのモア、クリムトに紹介されたヴァリ、妻のエディット。さまざまな女性を魅了したエゴン・シーレ。「死と乙女」は、彼の人生に最も大きな影響を与えた、彼にとってのミューズでもあったヴァリが自身に縋っている姿を描写した作品だ。当初は「男と乙女」というタイトルだったものの、ヴァリの訃報を受け、エゴンはタイトルを変更した。最後にエゴンの死顔を映すことで、その絵画における「男」から「死」への本当の意味での変化を説明した表現が巧みだった。
これは鑑賞者の問題かもしれないが、時系列がわかりづらく、また、冒頭で映されるエゴンの過去のトラウマもわかりづらかったのが残念。
エゴン役のノア・サーベトラが美形すぎてどうしようもなかった。
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