ジェーン・ドウの解剖のmeltdownkoのネタバレレビュー・内容・結末

エマが斧で叩き割られるシーンが「オキュラス／怨霊鏡」（日本公開2015年）の相似になっていて、この映画の行く末がうっすらと見えてしまった上に「オキュラス／怨霊鏡」の精神支配の様子がホラーとして完璧だったために比較してしまうとどうしても見劣りしてしまう、というのはあるのだけど、イントロダクションとしての解体あるいは順を追ったジェーン・ドゥの解剖の様子に見入ってしまい、この映画をある種の職業紹介として受け止めると（多分あれはアナクロなやり方なのではないかと想像するけれど）なかなか愉しくなってきてしまう。最近みた「メッセージ」もそうなのだけど、人格を侵食する程度にまで職業を人生の一部とする人を丁寧に描くだけでエンターテイメントが成立してしまう気がする。