最後まで曖昧さを残したままで終わらせてたのは良かった。
“Doe(ドゥ)”=架空の性
“Jane(ジェーン)”=ありふれた名前
※男性の場合、“John Doe(ジョン・ドゥ)になるらしい
日本的に言う「名無しの権兵衛」
映画全体の雰囲気が、終始どこか不気味な感じの映像で凄く好印象でした。
登場人物がほぼ主人公の検死官の父息子とジェーン・ドゥ(身元不明)の遺体のみ。
(※あと息子の彼女と父の友人である保安官が少々)
この登場人物を限りなく少なくすることによる孤独感・不安感。
舞台が『田舎町にある主人公の家の地下の遺体安置所・火葬場』ていうのも閉鎖的でかなり効いてます。
いや〜遺体安置所って怖いよ。笑
そしてホラー映画なんですがあんま音驚かせが無いのも好印象。
個人的好みですが、ハッキリとした“モノ”を見せない演出が上手いことされてたかなと思います。
なんか個人的になんとなく『残穢』みたいな雰囲気恐怖みたいな!
ジャパニーズホラーに通ずる感じがしたかな?
このジェーン・ドゥの遺体が非常に美しく不気味に描かれていて充分怖いです。笑
この遺体の顔がクローズアップするシーンが何回かあって、もちろん遺体なんで動かないんですが「すっっっごく動きそう」なんですよ見てて笑笑
「いや怖っ!」て思わず思いますね笑
そこら辺も良い感じだなと思いました!
んでこの映画、解剖シーンが多めで血とかグロ表現が全体的に占めているので得意では無い方は注意が必要。
(※わりかし『SAW』並みにグロいです(^^;;))
物足りないかな〜
よくわかんないな〜
…て思う気持ちを持つ方も解ります笑
だがしかし、凄く不安を掻き立てる演出と雰囲気が上手い良質のホラー映画で最後まで集中して観てしまいました!^_^
86分と丁度いい尺で緊張感も持続するのでオススメです!