韓国リメイク版「完璧な他人」の後に、こちらのイタリアオリジナル作品を視聴。元々は舞台劇であったのではないかと思わせる、見事なアイディアと脚本のワンシチュエーションコメディ。
韓国リメイク版が、伊達男の職業がタクシー運転手からレストラン経営者に設定が変わっている以外、実はこのオリジナル版にほぼ忠実にリメイクされているのに驚いた。台詞の内容までも一緒とは・・。
大きく違うのは、3人の主要女性キャラクターの描き分けが韓国版のほうが丁寧な事と、同じ機種のスマホを持つ二人の男がゲーム中に交換した事により起こる騒動に対してのウエイトやメッセージ性が、やはり、お国柄のせいか、このイタリアオリジナル版のほうが明らかに重く強い事。
大人になってしまったら、偏見や悪癖はそう簡単に直るものではないという強い風刺を打ち出したエンディングもいい。
イタリアオリジナル、韓国リメイク、まだ未視聴だが日本リメイクを見比べてみるのも面白いかもしれない。
