このレビューはネタバレを含みます
測り方
という邦題はなかなか良いつけかた
主役は基本的にディアーヌで
離婚した夫にアプローチされ続けて
辟易しているところに
新たな恋の予感でときめき始める
というところから始まり
まあ、自分にはグサグサささるものがあり
しばらくは、自分はブルーノみたいな
自分の立場がわかってない男
メインの2人の恋に邪魔者か
むしろモブにしかならない男
の視点にしかたってないがゆえに
まあドスドスグサグサ刺されながら
血反吐吐きそうな気持ちで観てたんだけど
ところが中盤から
メインの2人の描写が進むと
アレクサンドルには低身長ゆえの事情が
ディアーヌには理想の恋の相手の条件と実際の想いとのギャップが
それぞれあって
2人がそれを越えてお互いを想い合うラブストーリーとして
最後には引き込まれてて、祝福している自分がいた
ディアーヌみたいに
自分の恋愛が始まる時、除外する時の
思い込みやこだわりを持ってしまうところも
これまでの自分にあって
やっと自分も捨てられた。(と思っているので)
とても共感できたし応援してて
アレクサンドルのコンプレックスも
身体的なところではないけど
いつもいつも自分の恋を邪魔をされてきたものがあったが
それも乗り越えた(つもり)
なので置き換えて考えやすかった
とはいえそもそも彼は前の結婚や息子さん
地位やお金があるので
彼自身はこの時点で特に抱えてはいないんだろうが
それでもいちいち現実としては横たわるところも
勝手ながら一緒なのかなあと思った
それでもアレクサンドルが
そんな現実関係ないと言えているような
そんな自分をつくることもやはり必要だと
そのための自分の成長がいま最優先だなと
改めて思えて
良い鑑賞だった